2012/08/09
第90回パイクスピークインターナショナルヒルクライム
山火事の影響で開催が延期されていた第90回パイクスピークインターナショナル ヒルクライム(以下:パイクスピーク)の戦いの幕がいよいよ切って落とされた。
8月8日はコースをアッパー、ミドル、ボトムと3セクションに分割して行われる 公式練習の1日目が快晴の中行われた。ゼッケン230の奴田原文雄選手の エントリーしているエレクトリッククラスは、コース最下部のボトムセクション からのスタートとなった。
ボトムセクションは、コース全体の中では比較的勾配が穏やかなうえ、 コース幅も広く、絶対速度が高いコースとなっており、マシンとドライバーの 限界域が試されるレイアウトとなっている。そして、ボトムセクションの成績が そのまま予選タイムとして採用され、8月12日の決勝のスタート順位となり、 ラリーと同じ1台ずつのタイムアタックで競技が行われる。 さらにはコース全体がターマック(舗装路)となった今年のパイクスピーク ではスタート順位によって、タイムの大きな優劣が出ることはないと予想される ために、この予選はあくまでマシンと選手のパフォーマンスの比較としての 位置づけとしての意味合いが強い。
日の出を迎えた午前05時10分頃、スタートフラッグが振られ、 予選を兼ねた公式練習がスタートした。従来なら4回程度のタイムアタック が可能だが、今年は台数が多いため2回のアタックしか出来ない中、 奴田原選手は、1回目のアタックで4分27秒656をマークした。 経験豊富な田嶋選手は14秒も上回る4分13秒343をマーク、 エレクトリッククラスの予選はパイクスピークの優勝経験を持つ 田嶋選手に軍配が上がった。
ボトムセクション成績(公式予選結果)※暫定 1位 #1 田嶋伸博 Monster Sport Pikes Peak Special 4分13秒343 2位 #230 奴田原文雄 TMG EV P002 4分27秒659 3位 #311 Elias Anderson Lightning XP12 4分37秒228 4位 #16 塙郁夫 Her-02 4分49秒638 5位 #13 Michael Bream BMW M3 5分5秒393 6位 #34 Beccy Gordan i-MiEV 6分25秒524 7位 #32 増岡浩 i-MiEV Evolution コースアウト
奴田原選手のコメント
「すべて順調に進んでいますが、今日は早朝のため思った以上に路面温度が低くタイヤのグリップが低かったので若干乗りづらいところはありました。ただ、これは決勝当日の路面温度の高い昼間を走ることをシュミレーションしたタイヤなので問題にはならないです。このペースを明日以降もつなげていきたいです。」 明日、9日はミドルセクションでの公式練習が行われる。
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